本日の一般社団法人アニメフィルム文化連盟の設立記者会見において、ご参加いただいた記者の方より以下ご質問をいただきましたので、NAFCAとしての回答と合わせて共有させていただきます。
これ以外にもいただいたご質問がありますので、整理して随時更新いたします。
Q:「アニメーター検定について。今後は検定合格者でなければ作画の仕事に従事できなくなるようにしていく、という理解で間違いないか?」
A:この検定を通過しなければ仕事ができないと言ったことは全く想定しておりません。
ただ、この検定を受け、そして何級かの資格を持っていただければ、現場に出る際に力を測る目安となり、アニメーター本人も仕事を依頼する側も齟齬のない仕事の依頼をしやすくなることを想定しています。
また、級によるレベルの違いをもうけることで仕事をしていく中での実力をつける明確な指標となり、闇雲に描くよりも成長速度を早めていただけると考えています。
Q:「会員特典について。労組のように、アニメーターや声優の個別具体的なトラブル相談についても応じてもらえる組織なのか?
A:現状の本法人の社員を見渡しますと、わずか11名とさほど大きな組織とは言えません。
そのため、個別具体的なご相談に対して全てご返信ができるとは残念ながら言えません。
今後は社外相談役を増やすなど体制を強化し、なるべく多くのご相談に対応できるようにしていきたいと思っております。
ただ、全く何の返信もできないと言うこともないかと思います。相談内容に合った窓口のご案内などになるかもしれませんが、話を聞いて欲しいということがあれば、正会員からのご相談は受け付けたいと考えています。
Q:「日本のアニメには外国が下請けになっているものも多いと聞く。外国在住の日本アニメ産業従事者も会員になれるのか?」
A:現状ではメールマガジンなどは日本語のみでの対応となっていますが、それでもよろしければもちろん歓迎いたします。
各種セミナーにはオンラインを併用することも考えておりますので、そういった方法でのご参加は可能ではないかと思います。
もちろんNAFCAのイベントをきっかけに来日していただくことも歓迎であると考えています。
Q:海外で日本のアニメイベントを行いたいと思っています。連絡窓口がわからないのですが、そう言ったご相談は可能ですか?
A:はい、可能です。すぐに動けるのか、ご希望に沿ったお返事がすぐにできるかはその時の状況によりますので安請け合いはできませんが、国内外問わず、アニメ業界のクリエイターを招致したいだとかアニメイベントを開きたいと言ったご相談は受け付けております。
もちろん権利関係等クリアしなければいけない課題は沢山ありますので、そう言ったことを含めて相談しながら進めていければと考えています。